フォローしてやりたい奴もいる

昨日は韓国のマスゴミをボロクソにけなした俺だったが(え、ボロクソでもない?いやあ、罵り言葉のレパートリーが少ないもんでwww)、中には多少マトモな人もいるもんだなあ、と思ったのが、この記事。

【グローバルアイ】新型インフルエンザの「日本式」対応

海外歴訪のため10日に日本に来た放送通信委員会の崔時仲(チェ・シジュン)委員長の一行は、成田空港で1時間以上も足止めを食った。同行記者の1人が機内検疫で37.8度の体温が感知されたからだ。

─ (中略)

こういう話を静かに聞いていた日本人の知人がこういう解釈をした。

「韓国は‘弱毒性'といえば‘それなら特に問題はない'と考えるかもしれないが、私たち日本人は違う。‘日本で多くの死者が発生したスペイン風邪も最初は弱毒性であって…'という考え方をする。DNAが違う」

1918年3月、米カンザス州で発生したスペイン風邪は当初‘三日風邪'と呼ばれた。 3日過ぎれば治るという話だった。ところが6カ月の間にウイルスが変移を起こした。 日本だけで45万3000人の死者が出た。豚ウイルスが変移を起こして人から人への感染力が生じたように、スペイン風邪と同じウイルス構造を持つ新型インフルエンザもある瞬間に毒性が強くなる可能性があるということだ。

ウイルスという概念さえなかった当時と現状況を単純比較するのは難しい。しかし新型インフルエンザに対する日本人の対応は、長い歳月の間に蓄積した生活の価値を反映している。最上の選択よりも最悪を避ける選択に慣れているのが日本人だ。大金を儲けることができなくても会社がつぶれずにいつまでも続くことを企業経営の最高価値と考え、ぐっと堪えて最悪を避ける選択で一貫した徳川家康を敬うのも同じ脈絡だ。ただ「騒ぎ過ぎだ」と皮肉るようなことではないのだ。もちろん最上のシナリオに浮かれやすい韓国と、最悪のシナリオを心配する日本の中間程度なら最もよいのだが。

金玄基(キム・ヒョンギ)東京特派員/中央日報 2009.05.21 15:13:12

「ウリナラが」どうだこうだとも、「日本謝罪汁」もない、比較的マトモな記事だ。しかもかなり的を得ている。なんだ、こんなのも書けるんじゃないか。

「最悪の選択を避ける」というのは、本当にそのとおりなのだが、惜しむらくは、この記者自身がそれを見出したのでなく、知人の日本人から教えられて納得したという点だけど。

 

それを冷静に受け止めて、変に自分の感想や妄想を加えずに掲載したのは、韓国のマスゴミにあるまじき行為だ!……なんてことは言わないけど、まあ、これが普通だよなw

世界屈指の生保加入率、個人資産世界一、贅沢と借金を嫌う国民性など、どう見ても「万が一」のための備えであることは明らか。良く言えば「備えあれば憂いなし」、悪く言えば「心配性」。それが日本人の特徴の一つなのだが、こんな風に記事にしなくちゃならんほど、韓国人ってのは日本人のことを分かっていないってこと。
新聞紙上から「日本」(ハングルで”일본”)という文字が載らないことが絶対にないぐらい、連日 日本のことを何十年も伝えてきたくせに、今さらこんな記事が載るということは、韓国のマスゴミが今まで いかに日本のことを「ちゃんと伝えていなかった」かを証明しているようなものだ。
 

もちろん、政治的な力で伏せられていたという影響もあるんだろう。
今でもネットで「日本は こんなにいい国だ」「日本人たちは、こういういい面を持っている」なんて書いたら、「親日派」(韓国では"日本に尻尾を振る売国奴"の意味)というレッテルを貼られてハブにされちまうし、併合時代に官職等に就いて得た財産を没収するなど、親日派追及の手綱が緩められることはない。

そんなお国柄だからこそ、記事も「韓国と日本の中間ぐらいならいい」と締められている。日本式の対応を理解していながらも、「日本人の良い側面だ」とか「日本を見習うべきだ」などとは絶対に書けないのだろう。
日本の良い面は 可能な限り遠回しに表現する、あるいは何も書かないか難癖をつけて貶め、悪い面は徹底的に叩きまくった挙句、記者の個人的な感想も盛り込んで貶める。それを何十年も続けてきたのが、韓国のマスゴミなのだ。


俺は、この記者はマトモだと思っている。きっと、東京で日本と日本人を直に見て、批判したいことや賞賛したいことがいろいろとあるのだろう。でも、賞賛したいことを正直に書くと叩かれるので、どう見ても冗長にしか見えない最後の一文を付け加えてでも、日本や日本人の良い面を伝えたかったのではないだろうか。
だって、「やっぱりチョパーリは極悪ニダ!<`∀´丶>」なんて考えていたら、わざわざ こんな記事を載せたりしないもんな。

キム・ヒョンギ氏に日本や日本人を礼賛する記事を期待しているわけではないが、このまま、普通のことを普通に報じてくれることを切に望む……ってか、もう叩かれている、なんてことがありませんように……。

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このページは、Elwood Bradhamが2009年5月22日 23:44に書いたブログ記事です。

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