モノの価値ってのは分からんもんだね

今から26年前……これを「四半世紀ほど前」って書くと、むっちゃくちゃ時代を感じるので、こっちにしよう。今から四半世紀ほど前、初めて自分専用のPCを買った。「富士通 Micro-7」、通称「FM-7」という8bit PCだ。

こいつはかなり使い倒したのだが、その後、PC-9801やEPSONのPC98互換機に転び、90年代以降はまったく手を触れていない。

でも、モニター以外は今でもすべて持っているので(たぶん動くよ)、そのうち中古の200ラインモニターを手に入れたら、ROMを吸い出してエミュレーター上で復活させてやろうとか、あるいはFM-7に魔改造を施して、FM-7自身でエミュレーターを動かしてやろうなんて目論んでいた。

そんなわけで、ときどきヤフオクで「FM-7」をキーワードに検索をかけているのだが、その中でヒットしたオークション(この時はまだ入札中)のビッドを見て目を疑った。

7万円て!w

このゲーム、当時のエニックス(現スクエア・エニックス)が主催したプログラム・コンテストの入賞作で、ロリ系アダルト・ゲームの草分けとして名を馳せたゲーム。

これ↑が、その中身。ゲームのレビューはこちらにあるので省略。

当時の記録媒体はカセット・テープが主流で、このゲームもテープ版として販売されていたのだが、今でも読み込めるかどうかも分からんのに、7万も出すか?

その道の始祖みたいな人たちの間で有名なゲームだったが、俺はロリ属性なかったし、TRPGからの流れで The Blace Onyx とか、LOGiNのテープ版に収録されていた Labyrinth とかにハマっていた頃だったので、これを見て食指が動くようなことはない。


まあ、モノの価値は人それぞれなので、俺がとやかく言うこともないけど、でも、7万円……(PCが)組めちゃうよ?
相当なマニアが落札したんだろうけど、これを買って どうするつもりなんだろ。
さらに四半世紀後、あるいは50年後に国宝になるとか、博物館に所蔵されるとか、そういう価値は 世の中が間違った方向に進まない限りありえないだろうし、今さら こんなつまんなそうなゲームで遊ぶわけでもないだろうし……。

7万か……う~ん、7万円……俺の実家で眠っているゲームも、それぐらいで売れんかなあ。パッケージごと残っているやつ、けっこうあるぞ……。

 

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このページは、Elwood Bradhamが2009年4月 5日 02:07に書いたブログ記事です。

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