新年ソウル滞在記(8)「OFFLINEでGo!」

このblogは、「ENJOY KOREA」への投稿文の再掲です。
ENJOY KOREAがリニューアル後、過去の掲示物を削除することになったため、一部に加筆・修正をして、個人blogへ残すことにしました。
なお、日付はENJOY KOREAへの投稿日に合わせてあります。また、コメントはすべて省略してあります。

【1月6日・夕方】

ケンタとソン君たちが帰ってから、しばらく昼寝していたが、起きたら18時を過ぎていた。
しばらくの間、ボケーっとTVを見ていたのだが、急に土曜の夕方にエンコリのJD氏と会う約束を思い出して、電話してみた。

    俺:「もしもし。こんにちは。俺は Elwoodですよ」
    JD:「ああ、こんにちは」
    俺:「今日、時間ある?」
    JD:「今日は◎∞%△〆£▼なので、$*=〆Ел#?」
    俺:「ああ。え?えーと、もう一度言ってください」
    JD:「今から*■〆♀ёΦ@±∂ьб…」

韓国語のスピードが速くなると、まったく理解できなくなる俺……orz
しかも今回は15人に会って、そのうち10人が多少なりとも日本語を話す人。
さらにJLPT 1級取得者が4人、翻訳者水準が1人、日本人が1人。
滞在中の公用語がほとんど日本語になっていたせいで、以前よりも俺の聞き取り能力がさらに落ちたようだ。

    ここまでの滞在記の中で、俺が韓国語でいろいろな会話をしているように書いているが、実はそれほどスムーズな会話ではない。
    例えば、日本語が全く話せないケンタは、長年の友人なので俺が理解できる韓国語だけで会話をしてくれるが、知り合って間もないソン君や初対面のホンちゃんの言葉は、ほとんど聞き取れない。

でも、何とかおおよその意味は理解できたので「分かりました!」と言って電話を切って、しばらく待っていたら、JD氏が部屋まで来てくれた。

 

そう言えば、ジュンも「滞在中にもう一度ぐらい電話をくれ」と言っていたので、昼間に電話をしてみたら、ご家族のお祝い事があって遠出をしているらしかったが、夕方に戻って来ると言っていたので、途中で合流できれば3人でのミニOFFになると思って、JD氏と宿を出た。
「寒いっ!死ぬっ!」と一言発して歩き始めてから1-2分後に、ジュンから「あと20分ぐらいで到着する」と電話が来たので、缶コーヒーを買ってJD氏と宿に引き返し、ジュンの到着を待った。

19:20ぐらいにジュンと合流。三人でLEXUSに乗り込んで、清淡洞の屋台村みたいなお店へ行った。

 

「ここはキャバクラ嬢みたいな女のコがよく来るんだよ」とジュンが言うが、俺ら以外のお客さん、いないじゃん……って、店が混みあう時間帯よりも早く来ただけなんだけどね。

「BADBOY」というこのお店、店内には薪ストーブとか、正体不明の暖房器具……


これだよ↑ これ!何なの、これ?
日本じゃ見かけない形のストーブだ。俺が知らないだけか?
とにかく、こういうのが店内のあちこちにあって、外は冷凍庫のように寒いのに、店内はあまり寒くはなかった。っていうか、暑いし。脱いじゃったしwww

何はともあれ、乾杯でしょ、乾杯!
エンコリ旅行板でたぶん
最も声高らかに「万歳」を叫ぶJD氏と、旅行板でたぶん最もお洒落なジュンと、旅行板でたぶん最も清らかな瞳を持つこの俺w、三名の邂逅のシーンだ。

万歳~!……じゃなくて、乾杯~!w

料理が出てきたので写真を撮ろうとしたら、デジカメのオート・フォーカスが効かなくなった。あれ?故障?3年前のモデルだからなぁ……。
リセットをかけてみたが、今度は液晶画面に「メモリーカードが異常です」と表示されたので、携帯電話の中のメモリーカードと交換しようとポケットに手を入れたら……
無い!俺の携帯電話が無い!

JD氏と宿を出て、缶コーヒーを買った時までは確かにあったはずなのに、すべてのポケットをまさぐっても見当たらない。どこかで落としたのだろうか?そうだ、この店で最初にテーブルを変わった時に……。

そう思って、空港でレンタルした携帯電話で自分の携帯電話を呼び出してみた。
その辺に落ちているなら「たらこキューピー」の着信音が
こえるはずだ。

 

そう、こんなイメージ!(゜∀゜)

自分で描いておいて言うのも何だが、やっぱり可愛いな、たらこキューピー。
さあ、みんなも一緒に歌おうよ! 「♪た~らこ
らこ!」……

しかし、着信音は聞こえない……orz

狼狽する俺に「きっと車の中か宿にあるんだよ」とジュン。
端末はまた買えばいいし、メモリー・カード内のデータはバックアップがあるし、無駄になるのはダウンロードした着メロなどのデータ ぐらいだが、海外ローミング端末なのでUSIMカードが回収できないと、最悪電話番号を変えなければならない。それだけは避けたいのだが……。

まあ、見つからなければ、明日日本に電話して、携帯電話の通話を止めてもらおうということで、気を取り直して食事だ、酒だ。さあ、食うぞ、飲むぞ、歌うぞ、踊るぞ……あ、ごめん、最後の歌と踊りは無しで……w

そんなわけで、料理の写真が無い。何を食ったか見たい人は、ジュンのblogを検索してみようw

何事も無かったかのように宴に戻る俺。
ジュンは日本語が話せるけど、JD氏は英語か韓国語じゃないと分からなくて、俺は英語が分からないので、必然的に公用語が韓国語になるのだが、JD氏とジュンが二人で韓国語で話し始めると、もう会話のスピードに追い付かなくなって、何を話しているのか分からん。
旅行板の話をしているような感じなんだけど……やっぱり早くて聞き取れない。

なに、なに?何の話?
俺も混ぜてよ~!w

でも、半分ぐらいは理解できた。
え、その内容をここに書け?……それはちょっと……
いろいろな意味で……wwwww


そのうちお店も込み合い始めて、21:30ぐらいまでビールを飲んだ後、「珈琲知人」というカフェに行った。夜だったので詳しい場所までは覚えていないけど、たぶん狎鴎亭洞か新沙洞あたり。7号線よりは北側のはずだ。
またまた洒落たお店をチョイスするあたり、ジュンのセンスが光りまくったが、江南の方には伝統茶屋とか、あんまり無いのかな?

そういえば、ジュンの車の中で自分の携帯電話に電話してみたが、やっぱり「たらこ」のメロディーは聞こえない。電話の呼び出し音はこえるので、誰かが拾っていれば電話に出るかも知れないのだが、誰も出ない。
さっきまで完璧に電話機のことなんて忘れていたのに、思い出した途端に不安になるのだから、俺も小心者だw

デジカメのメモリー・カードを抜き差ししたら、写せるようにはなったけど、相変わらずAUTO FORCUSが効かない。それでも何枚か撮影してみた。

俺のカプチーノ。
砂時計は他の二人が注文したハーブ・ティー(?)の葉が開くまでの時間を計るためのもので、俺のコーヒーには関係ない。


ほら、いい感じの店内でしょ?

しかし、Xmasから10日以上たっても Xmasツリーが置いてある理由が分からん。
過去、1月にソウルを訪れたことが数度あったが、1月15日頃(2002年)まで置いてあったこともある。光化門近くの小さな花屋の窓には、2月になっても「Merry Xmas」の電飾があったような記憶も……w
日本では12月26日とか、少なくともXmasが終わって数日以内に撤去するが、韓国ではいつ頃撤去するのが普通なのだろう?

そんな感じで、3人で楽しく会話できた(と思う)。

こうやって、ONLINEでも OFFLINEでも人と接することって楽しいよね。
実は「オフミ」を最初に経験したのは1985年頃で、その頃はまだPC通信の黎明期だったので、OFFで会う場所も東京や神奈川に限定されていたけど、 今は亡きNifty-Serveに入会したり、junet接続で全国に友人や知人が できるようになって、行動範囲が広がったし(収入が増えたことも一因)、Internet時代になってからは、それが海外にまで広がった。
言葉の問題はあるけど、行き先に先に友人や知人を作っておくと、あまり臆することなく行ける。300bpsの音響カプラーで草の根BBSに接続して、 STARTREKのコンソールのような画面w を見ていた時代には、考えもしなかったことだ。

「きれいな目をしているのね」

ずっと昔、初めてソウルでOFFをした時に、ある女性から言われた言葉だ。いや、韓国人だからそのまま一字一句同じ言葉を言ったわけじゃないんだけど、同じ意味ってことで……いいだろ!俺、ララァ好きなんだよ!w
このエピソードについては、いつか詳しく語る機会もあるだろうが、とにかく俺は、根っからOFFが好きな性格のようだ。

え?現代にも PCの画面を見ているだけの人がいるの?
大丈夫か?俺の「妄想の中の執事」を貸そうか?いろいろな格言を与えてくれるぜ。役に立つかどうかは知らんけどw

そんなわけで、三名による OFFも終わりの時刻に。
最後はジュンの車で宣陵の宿まで送ってもらった。

    ジュ:「最後の夜ですね。どうでした?」
    俺:「うん、楽しかったよ」
    ジュ:「私もまた東京に行きますし、Elwoodさんもまた来てください」
    俺:「もちろん。これで終わりじゃないよ。
    まだだ!まだ終わらんよ!」w

車の窓から空を見上げると、昼まで雪を降らせた雲は消えていて、弱い光ながらもいくつかの星が瞬いているのが見えた。
明日のフライトには影響が無さそうだ。休暇は月曜日まであるので、1日ぐらい出発が延期しても大丈夫なのだが、そうもいかないのが悲しい YQクラス……せめて、今回会えなかった人たち(主に女性)を一目見ておきたかった。www

あ、そういえば、今回のOFFの費用をジュンとJD氏に負担させてしまった!俺の方が年上なのに、完全に韓国の伝統(?)を破ってしまったぞ!www  とにかく二人には改めてお礼を述べさせてもらおう。ごちそうさまでした。
ジュンは1月中に、JD氏も近々来日予定だと言うので、迎撃準備を整えて待ち構えていよう。二人とも覚悟しろ!w


宿に戻ってドアを開けると、床に青白い光が点滅しているのが見えた。あれは、もしかして……

\( * ´ ∇ ` * )/
あったよ、俺の携帯電話!!

JD氏と一緒に宿を出て、ジュンからの連絡の後、いったん部屋まで引き返して上着を脱いだ時に、ポケットからベッドの下へ落ちたのだろう。
とにかく無事に見つかったので一安心。お二人には、たいへんお騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした!


// 明日はいよいよ帰国。この滞在記も最もつまらない内容になるので、期待しないように。w

つづく

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このブログ記事について

このページは、Elwood Bradhamが2007年1月22日 02:06に書いたブログ記事です。

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