やっぱりハゲダフォン

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なにやってんだか、この会社は……。

ソフトバンクモバイル、中古携帯に通話規制 業者が提訴へ

中古で購入したソフトバンクモバイル(SBM)の携帯電話端末が突然、通話不能になる事例が相次いでいる。ローンの支払いが滞っている端末などでの通話を規制する措置を同社が取っているためだが、中古端末を購入する利用者には区別はつかず困惑が広がっている。大阪市内の中古端末販売業者は通話規制によって所有権が侵害され端末の価値が損なわれたとして、近くSBMを相手取り、損害賠償請求訴訟を起こす。

問題となっているのは、SBMの第3世代携帯(3G)。SBMによると、ローン契約で「頭金0円」で購入されながら、その後、代金や通話料の支払いが滞っている端末のほか、代理店から盗まれた端末などを対象に、通話を規制する措置を取っている。

(2009.3.29 01:59
MSN産経ニュース)

正当な手段で中古端末を買った人が不利益を被るなんて、そんな馬鹿な話ってないだろ。
ってゆーか、この記事を読んでいて、なぜ中古利用者が困るような事態に陥ったのか理解に苦しんだので、図にしてみた。


 

あまりにも馬鹿な話なんで、図解も馬鹿っぽくしてみた。
あ、いや、エジプト人を馬鹿にしているわけではなくて、前近代的という意味でw
でも、よく分かるなwww

要するに、利用者Aの未払いのツケが、何の関係もない利用者B(以下、"Bさん")に回ってくるってことだ。やっぱ俺が疑問に思った部分は間違っていないようだ。うん。こんな馬鹿な話はないよな。

割賦(ローン)契約が端末の代金に対する契約であるのに対し、通話契約はもともとUSIMに対するものであって、端末に対するものではない。Bさんは端末をソフトバンクから買ったわけではないし、通話料の未納もないのだから、規制がかかるのは納得いかんわな。

記事を読み進むと、ソフトバンク側の抗弁として「不正取得端末の利用を制限することは3G契約の約款にも明記しており、問題はない」とあるけどさ、ローンを払わずに端末を売った利用者Aが不正なのであって、業者とBさんが不正に取得したわけじゃないじゃん。

それに、実際に契約するときなんて、

「こちらが契約書です。よくお読みになってください。
……読まれましたか?はい、では、こちらにご署名を。」

って、こんだけだぜ?

そら、ちゃんと読まない方も悪いのかも知れんけどさ、後で問題になるようなことが書いてあるんだったら、一旦 持ち帰って家でゆっくり読むとか、よくあるトラブルに関する部分を太字や赤文字で書いとくとかさ、そういうこと、やってねーよな。その場で即売りたいもんだから、料金プランとかローンの契約の話ばかりで、それ以外は ほとんど聞かされてないぜ。

つーか、そもそもローンが払えないような奴とローン契約しちゃうような、アマアマの与信の方に非があるのであって、Bさんにゃ何の非もないのは常識だろ。

ソフトバンクはさ、初めて通話料と端末代を切り離したっていう功績は大きいと思うよ。どう見ても不公平だったもんな、あの料金体系は。
でもよ、1,000円以上じゃ誰も買わない端末を、2年使えば実質0円になるような契約、言い方を変えれば2年使い続けてもらわんと取りっ逸れるような契約をしてでも、多くの人の手に行き渡らせないと困るという、そういう端末があったわけだよな?どこのメーカーのどの端末とは言わんけど。

で、0円でバンバカ配った結果、未納者が出てきて損しちゃった。そのツケがBさん?(゚Д゚ )ハァ?
普通に考えりゃ、余りまくるほど端末を発注しちゃったソフトバンクが悪いだろ、やっぱ。

こういう商売、やっぱり関心せんわ。
何のためのUSIMなのか、何のための割賦契約なのか、ハゲダ社長は自分とこの契約書のどこがおかしいか、もう一度読み返してみた方がいいかもな。

 


─ 3/31追記:「コメント不可」になっていたので、コメント欄を入れますた。

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このページは、Elwood Bradhamが2009年3月30日 07:37に書いたブログ記事です。

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