横断歩道の上で......??

ソフトバンクの携帯電話の「S!速報ニュース」って機能で、読売新聞のニュース速報が配信されるんだけど、今日の昼休みに端末を見てたら、こんなニュースが届いていたので、さっそくPCでつないで詳細を読んでみた。

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この事件そのものはぜんぜん知らなかったのだが、

  • 横断歩道上で
     ⇒なんで横断歩道なんだよ?
  • 被害者があおむけになって
     ⇒あおむけにされたんじゃなくて、なったのか?
  • 犯人が被害者に馬乗りになって首を絞めた
     ⇒首絞めるったって、場所考えろよ。
  • そこへタンクローリーが通りかかり
     ⇒横断歩道に人が横たわっていたら気付け。
  • 被害者の頭を轢いた
     ⇒飛び出しじゃないんだから轢く前に止まれっつーの。

……と、とにかく、どういうシチュエーションだよ、と突っ込みたくなる事件だ。

 

仔細はさておき、犯人が殺人罪なのか殺人未遂+過失致死なのかが争点になっているらしいのだが、これって、そんなに難しい問題か?

これに対し弁護側は、末被告が飲酒によって粗暴になったり興奮したりする「複雑酩酊」に陥り、犯行当時は心神耗弱状態だったとして、「責任能力は限定的。 殺意はなく傷害致死罪の範囲にとどまる」と主張。「仮に殺意が認められた場合でも、女性の死はタンクローリーにひかれたことが原因で、殺人未遂罪と過失致死罪にあたる」とした。

いやいや、酔っていようが酔っていまいが、首絞めたら死ぬなんてことは小学生でも分かるだろ。その時点で殺意はあったんだよ。
横断歩道上で動けなくしたら車に轢かれるなんてのは当たり前のことで、それでタンクローリーに轢かれたことが殺人に当たらないのだとしたら、電車のホームから線路に突き飛ばすのも殺人じゃなくなるってことか?

結果的に死に至らしめたんなら殺人だろ?争点が違うんじゃねーの?
こんなの、酔っ払って意識があったかどうかだけの問題だって。俺的には。

俺は法律には詳しくないし、裁判にも詳しくないけど、こういう報道を見ちゃうと、弁護士ってのは職務上、内心 苦しい言い訳だと思っていても、突き通すしかないんだろうな。
光市母子殺害事件での「ドラえもん」「魔界転生」などの供述にも、「一見、突飛だが、客観的証拠とも一致する」と弁護していたけど、被告の供述がどんなに荒唐無稽でも「悪いのは被告です」とは言えず、それで非常識だと罵られるんだから、ある意味気の毒な仕事なのかも知れない。

まあ、簡単に結審させちゃえば済むような裁判を、こうやってムチャクチャな論理まで全部ひっくるめて、ゆっくりゆっくり審議してくれるってことは、それだけニッポンが平和な証拠なんだろうねえ。

……でさ、実際に轢いちゃったタンクローリーの運転手って、この場合ナニ罪になるわけ?w

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このページは、Elwood Bradhamが2009年2月12日 22:16に書いたブログ記事です。

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