エンコリ改悪協奏曲

今朝からエンコリが「リニューアル」という名目で改悪された。

野放し状態だった著作権を無視した投稿の駆逐が目的だったのだと思うが、利用者アンケートもなければ試験運用もなく、いきなり全く別の掲示板になってしまったもんだから、数多くの難民が発生しているようだ。

それまで38あったカテゴリーは11に再編されたのだが、3つはコメントへのレスが付けられず、5つはQ&A専用、残りの3つは100文字までという、これまでにない枷がはめられた。
従来とまったく同一の投稿ができる板は一つとして存在せず、実質すべての掲示板が完全に違う板になってしまい、板ごとのコミュニティは完全に崩壊した。

今までのカテゴリーを存続したまま著作権に抵触する投稿を管理者が削除するだけで十分だと思うのだが、ここまで変える必要があったのかどうかは甚だ疑問だ。 

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改悪されたエンコリのTopページ (12/31差し替え)

さらに、投稿された記事に対する運営側の扱いも、俺が考える掲示板の在り方とはちょっと異なる。

例えば、上に掲載したTopページでは、注目記事をピック・アップしてTopバナーで紹介している。
これ自体はそれほど問題だとは思わないのだが、その記事のタイトルが大いに問題。
この写真のTopバナー中にある「ソウル名所めぐり」というタイトルは、運営者側が勝手に作って付けたタイトルで、実際の投稿記事のタイトルとはまったく異なる。

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実際の投稿文のタイトル

実際の投稿では、このように「第七部:ソウルの思い出(旅行板最終投稿)」となっているのだが、この記事の内容は、エンコリのリニューアル(=改悪)に対する抗議の一環として活動休止を決めた投稿者が、これまでの韓国旅行の中で思い出深い場所を紹介しているもので、決して名所を紹介しているのではない

さらに、活動休止の区切りとして「最終投稿」とまで書いているにも関わらず、運営側は「こんな良い投稿がありますよ」と言わんばかりに、この投稿を「名所めぐり」と改題して客寄せパンダとして利用しているわけだ。

もちろん、前述のとおり、投稿記事をピック・アップして客寄せパンダにするのは構わないと思うが、投稿の意図を理解せず、まったく異なるタイトルを付ける行為には同意できない。そういった運営側の権利はエンコリの利用規約にもない。例えば「投稿された記事の著作権は弊社に帰属し、弊社が自由に改編できる」という一文があるのなら納得するが、それがない以上、投稿記事からの引用にとどめるべきだろう。
モラルの向上を目指したはずのリニューアルなのに、逆に運営側のモラルが下がっているんじゃないかとw

投稿者本人(知人だが自ら顔出ししちゃっているので名前やIDは書かない)はどう感じているのか、もうエンコリに来ないと言っているので知る由もないが、俺はモノ書きという仕事柄、こういうところには敏感になってしまう。

結局のところ、新しくなったエンコリは、しばらくROMだけしていようと思った。もし、こういう「気に入られ方」をすると、投稿の意図が違う方を向いちゃうから。
難民流出で利用者たちがごっそり逃げてしまった後、運営側が元の形に、あるいはそれに近い形に戻すのなら戻ってみてもいいが、まあ、様子見だな。
 

心残りなのは、メンテ時間を確認し忘れて、俺の過去の投稿全部を消しきれなかったこと。
グルメ板にいくつか残っちゃったよ。まあ、それもそのうち削除されるんだろうけどね(^-^;

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このページは、Elwood Bradhamが2008年12月30日 21:15に書いたブログ記事です。

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