歌舞伎座が解体!?

銀座のランドマークの一つ、120年の伝統を持つ歌舞伎の殿堂が、再来年に解体されることになったらしい。
半世紀前に建てられた建物の老朽化が原因らしいが、ちょっと前まで、毎朝東銀座まで地下鉄に乗って、歌舞伎座前からTAXIで会社まで向かっていて、見慣れた光景だっただけに、ちょっと惜しい。

あの見事なまでに「NIPPON的」なオリエンタルな風格。外国人が朝っぱらから写真を撮りまくり、着物姿のオバサンたちが甘栗ほおばって、ネクタイ姿のサラリーマン連中が奥の蕎麦屋に行列を作る、東京のド真ん中とは思えないあの雰囲気が好きだったんだが......。

歌舞伎座
そうそう、この写真の左側のTAXIが停まっているところね。ちょうどここから毎朝TAXIに乗っていたんだ。
運転手に「市場通りじゃなくて、平成通りから鍛冶橋へ出てくれ」ってな感じで。市場通りってのは新大橋通りのことね。まあ、そんな話はどうでもいいけどw

俺、歌舞伎の知識はぜんぜんないし、それを楽しむような趣味もないけど、やっぱり寂しいよな。

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そういえば、歌舞伎座と言えば、裏手にマガジンハウス社があって、一度IPDL絡みで某誌(既に休刊しちゃったけど)のインタビューを受ける機会があったんだけど、たまたま銀座まで出る用事があったので、こっちから編集部まで出向いたことがあったっけ。

インタビューの後、ライターさんと雑談しているうちに、もっと情報が欲しいとか何とか言うもんだから、俺が「それじゃ、俺よりも詳しい人を紹介しましょう」とか何とか言って、IPDLの大幹部・"白虎"ことKさんを紹介したら、結局記事のフォーカスが全面的にKさんの方を向いちゃって、IPDLよりも"Kさんのコレクション特集"みたいになっちゃったんだよね。

まあ、Kさんは日本屈指のコレクターだったし、IPDLが目指す道が少しでも世に知れたのなら、それでいいじゃんってことで、単なる笑い話になっちゃったけどw

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ついでに思い出したけど、8年ぐらい前にドイツ人のKちゃん(俺は心の中で「シューマッハ子」って呼んでた)が歌舞伎座に連れて行けって度々言っていたっけ。

TVで歌舞伎座の紹介をやっているのを見て、「アレナンテユーノ!? ナニユッタノ!?」って、しきりに興奮していたんだが(好奇心で眼をキラキラさせながら小さな身体を揺さぶって興奮しまくるので、またカワイイんだ、これが)、生憎、俺は歌舞伎のことをぜんぜん知らんので、何にも説明してやれんかったw

そのKちゃんの同僚の女性がドイツに帰国しちゃって、その女性と付き合っていた韓国人の友人・CI君がなぜか失踪して、まあ、要するにいろいろとぐちゃぐちゃしちゃって、当時携帯電話を持っていなかったKちゃんとは連絡が取れなくなってしまい、結局連れて行けなかったんだけど、ここまで書いていてまた急に思い出したぞ。

俺、CI君に40万円ぐらい貸したまんま逃げられたんだった!(゜Дメ )グヲヲヲッ

ついでに、CI君失踪後、CI君とCI君の相手の女性が使っていた携帯電話の請求書がなぜか俺のところに届き、勝手に俺ん家を郵便物の転送先にしていたことが分かった。
割引きとか通話し放題とかなかった時代なので、かなりの金額(2人分で4万-5万円ぐらい)だったが、もちろん、そこまで面倒見てやれんのでシカトした。



......と、歌舞伎座とぜんぜん関係ない話になってしまったが、とにかく見慣れた風景が消えてしまうのは本当に寂しい。

松竹のプレス向け発表(PDF)によれば、跡地には劇場とオフィス・ビルが入る複合施設を建てるとのことだが、できれば今の雰囲気をなるべく再現して欲しいなあ。東京駅も復元中だし、やっぱり昔の雰囲気って大事にしてほしいよね。

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このページは、Elwood Bradhamが2008年10月20日 22:38に書いたブログ記事です。

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