今年4人目の日本人ノーベル賞受賞者が発表されたとニュースでやっていた。小柴さん&田中さんの時の二人同時受賞だけでも驚いたのに、今年は物理学と化学で4人(一人は米国籍だが)というのは本当に予想外だった。
前日の物理学賞の熱狂のせいで、ちょっと目立たなかった感はあるけど、やっぱりすごいことはすごい。とにかく下村さん、おめでとうございます。
ノーベル賞の話題もホットだったが、昨日は株価暴落のショックも大きかった。一昨日の日経平均では、首の皮一枚で1万円台を維持できたものの、昨日は寄り付きと同時にガン売りで、あっさり1万円割れ。米国のサブ・プライム・ローン問題やリーマン破綻が原因とはいえ、いくらなんでも下がりすぎ。「日本は輸出国、米国は消費の冷え込みでモノを買わなくなるから日本企業の業績が悪化する」って思い込んでいるやつ、多すぎなんじゃねえの？昔と違って内需の裾野も拡がっているから、まあ、確かに輸出中心の企業は厳しいけど、それ以外はそんなに深刻じゃないはずなんだよなあ。
分かりきったことなんだが、株って売らなきゃ下がらないんだから、慌てふためいて売らなきゃ、大損こくこともないんだけどね。
為替の方も1ドル=100円をあっさり割ったけどさ、今の日本の輸出企業って、円高時でも利益が見込めるように、生産拠点を海外に作りまくってんだから、そんなに慌てる必要もないんだけどね。俺んトコだって、数年前まで社内レートは1ドル=95～105円の間ぐらいだったぜ。
まあ、そうは言っても......
このグラフを見ちゃったら、そりゃ不安にもなるんだろうな。後半のグラフ、大陸棚から深海へ、って感じだしｗ
日本じゃドルとユーロの下落、日本円の急騰ばかり報道されているけど、隣の韓国なんてすごいぜ。普通はドルが下がれば輸出国の通貨は上がるのに、ドルの下げ幅以上に韓国ウォンが下がっているんだ。
あ、このグラフは米ドルのレートなので、韓国ウォンに対して右肩上がりで急騰しているわけだ。1ドル=1330ウォンぐらいだったのが、最終的には1400ウォン目前。5%ぐらい下がっているので、日本円に対する米ドルの下落よりもひどい。
韓国ウォンって、去年まではドル高基調でもけっこう高値で推移していて、日本円に対しても強気だったんだ。2000年頃には1円＝10ウォンぐらいだったのが、去年は1円＝7.5ウォンぐらいまで上がっていたんだよね。
物価も上がっていたから、例えばタバコの値段は日本と同じぐらいになっちゃったし、マート(スーパー)で量り売りのジャガイモを買ったら、3個で230円ぐらいになって、けっこう驚いたもんだよ。
それが、昨日の終値は1円＝13.99円。これってさ、
要するに、米ドルは日本円に対して1年で15%ぐらい下落して、韓国ウォンに対して50%ぐらい上昇、日本円は米ドルに対して17.5%上がって、韓国ウォンに対してはなんと78%も上がったことになる。日米韓で比較したら、韓国ウォンの一人負けってことだ。 去年640円ぐらいで食った5,000ウォンのカルビタンが、今年は360円ぐらいで食えると思うと、かなりオイシイ話だよな。韓国に旅行する日本人には良いニュースだ。
一方、韓国経済は火の車。ドル建ての短期債の返済が苦しくなって、二度目の経済破綻が目前って言われているけど......この先、どうなるんだろう。2chとエンコリの祭りでも見物してくるかなｗ
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