ソウルでの怠惰な休暇 (9)

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このblogは、「ENJOY KOREA」への投稿文の再掲です。
ENJOY KOREAがリニューアル後、過去の掲示物を削除することになったため、一部に加筆・修正をして、個人blogへ残すことにしました。
なお、日付はENJOY KOREAへの投稿日に合わせてあります。また、コメントはすべて省略してあります。

【Part 9】3日目・5月1日(火曜日) -続き(2)

14時過ぎに、水原市内のバス停から江南駅へ向かうバスに乗った。3時間だけの水原滞在だったがw ヌナにもらったキムチは、間違いなく本日の大収穫だ。

15:30頃に宣陵の宿に戻った。この後の予定は、春川からソウルに戻ってくる彭佳嶼海軍大将と19時に明洞で合流予定。それまで何をしようか……とりあえずキムチを写真撮影(Part 8参照)して冷蔵庫に保管。その時、ふと、あることに気が付いた。

ヌナからキムチと唐辛子粉とアミ蝦の塩辛を貰ったはいいが、アミ蝦は検疫を通れないんじゃないか?最悪の場合、没収されてしまうかも知れない。そうなったらヌナに申し訳ない……一応先に謝っておこう。
そう思ってSMSを送ったら、数分後には「大丈夫、大丈夫」と返事が来た。しかし、実は帰国前に自分が送ったメッセージを消去しようとしていて、この時に送った SMSに重大なミスがあったことを知った。


俺は韓国語で
「ヌナ、申し訳ありません。アミ蝦の塩辛は やっぱり検疫で 日本へ 持って行けません」
……と送ったつもりだったのに、「検疫/검역」を「거역」と入力ミスしていたのだ。

つまり……
「ヌナ、申し訳ありません。アミ蝦の塩辛は やっぱり拒絶で 日本へ 持って行けません」
……と送ってしまったのだ。
「やっぱり拒絶」「(゚⊿゚)イラネ」の意味だと誤解される可能性もある。

それに対するヌナの返事は「大丈夫、大丈夫」……

うわぁぁ~~!どういう意味の「大丈夫」なのか、すごく気になる~~~!!

……などという未来の心配は、この時点ではまったくしていなかったのでw ビールを飲みながらDVDを見て、のんびりと時間を潰していた。

そろそろ約束の時間が近づいてきたので、明洞へ向けて出発。
この日は彭佳嶼大将と約束しているものの、明洞の近くで呼び出せそうなJWさんに「暇があったら連絡くれ」とSMSを送ったら、まもなく電話がかかってきた。でも、仕事が忙しくて今日は無理だと言う。
若くて美人でモデル体型で流暢な日本語を駆使する、面倒見のいい良妻賢母タイプのJWさん。彭佳嶼大将なら絶対に惚れると思って紹介しようと画策していたんだけど、平日に忙しいのは仕方ないねw
でも「明日の夜、仕事が終わったら会いましょう」と言うので、OKして電話を切ったんだけど、彭佳嶼大将は明日は光州じゃん!だめじゃん、紹介できないじゃん!……ま、いいか。なかったことにしようっとwww

明洞駅3番出口の小さい広場で待ち合わせ。
ここ数年は江南に泊まっているが、以前はここ明洞の3番出口から山の中腹へ進んだ芸場洞の宿によく泊まっていた。小さなコーヒー・ショップやハンソッ弁当(ほか弁)、ケーブルカー駅近くのトンカツ店等、この周辺はよく知っているはずだったが……久々に3番出口に出てみたら、広場は綺麗に改装されていて、目の前には大きな中華料理のお店が建っていた。広場には靴修理のおじさんもいなくなっていて、「5月1日から禁煙」とか書いてあって、かんしゃく裂ける!

彭佳嶼大将とHW君と合流できたので、彭佳嶼大将の南大門市場・初散策記念のお供をして、お世辞にも高級感漂う豪華なお店とは言えないような食堂(お店の名前さえ覚えていない)で、ミニOFF一次会開催w  男同士だから、こういう場所でも問題はないし、店のおじさんの日本語がものすごく上手くてもまったく驚かないw
赤い料理は苦手な俺だが、彭佳嶼大将は俺以上に顔から汗が吹き出していた。辛い料理は苦手だったのかな?

お店のおじさん:「お客さんたちは何処から来たの?」(日本語)
俺:「彼(=彭佳嶼大将)は神戸の近く、俺は横浜」
おじさん:「嘘~!あなた(=大将)は髪型が横浜っぽいけど(=かっこいいけど)、あなた(=俺)は中国人みたいだよ~」(日本語)
俺:「ハハハハ!俺が中国人?おじさん、机投げてもいい?」

こうして、少しかんしゃく裂けながらw、読売贔屓のHW君と、阪神ファンの彭佳嶼大将、そして、今や日本最弱チームの座を独占し続けている、バターメーカー監督率いる我らが横浜ベアーズ……じゃなくてw 横浜ベイスターズ・ファンの俺の3人での野球談義に花が咲く。主に球場でのビールの値段についてwww

やがて、河岸を変えようということになり、会賢洞から明洞方面へ歩き出す。ウリ銀行本店ビルから梨泰院方面へ向かう坂道の途中に、一軒のBARがあったので入ってみた。
でも、見るからに高級そうなBARだ……。お店の奥から出てきた女性に個室に案内されたが、もうその時点で、この店がものすごく高い店だということが分かった。確認のためテーブルの上にあったメニューを開く……


な、なんだってー!

ボトル1本25万WON(約33000円)とか、27万WON(約36000円)とか……安い酒でも15万WON(約2万円)……orz

「今、友達がトイレに行っているので、後で注文するよ」と女性を追い返しw HW君と顔を見合わせる。
「出よう……」
「うん……」
www

100円≒1000WONの頃だったら、気分が良ければ注文したかも知れないが、ボトルだけで3万円を超えると、さすがに冷静になってしまう。そそくさと店を後にしてwww 明洞のカフェ・バーへ河岸を変えた。

3人でまた野球の話をしていたが、そのうちHW君が日本語ではなく韓国語だけで話し始めた。
HW君が話し終えた後の空白の時間……そう、話の内容は少しは理解できたが、次は彭佳嶼大将に通訳しなければならない。俺、ヒアリングは苦手だし、通訳なんてやったことがない!

もう、この際だから正直に言ってしまおう。
HW君、ごめん!話を聴きながら頷いていたけど、あれは全部理解していたわけじゃないんだ。
必死で自分が分かる言葉つなぎ合わせて、彭佳嶼大将にどう説明しようか考えている時間が長くて、分からない言葉を訊き返すこともできなかったんだよ。たぶん理解&説明できたのは60-70%程度www この場を借りてお詫びする。
その代わり、横浜スタジアムへ招待する約束はしっかり覚えているので、安心して遊びに来てくれw

時刻は22:50を少し過ぎていた。もう少し飲みたい気分だったが、彭佳嶼大将は光州への出撃を控えていたし、HW君も翌朝は仕事があるので、ここで解散。

地下鉄で宣陵の宿に戻ったころには、もう23:45ぐらいになっていた。
洗濯機を回してシャワーを浴びて、ベッドに寝そべって音楽を聴いているうちに眠ってしまった……。

─ 滞在3日目・終了

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このページは、Elwood Bradhamが2007年5月15日 02:22に書いたブログ記事です。

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