新年ソウル滞在記(5)「夜食でGo!」

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このblogは、「ENJOY KOREA」への投稿文の再掲です。
ENJOY KOREAがリニューアル後、過去の掲示物を削除することになったため、一部に加筆・修正をして、個人blogへ残すことにしました。
なお、日付はENJOY KOREAへの投稿日に合わせてあります。また、コメントはすべて省略してあります。

【1月4日・夜】

「良いですかな、お坊ちゃま。いかに婦女子と二人っきりになったとしても、理性だけは保って、くれぐれも間違いを犯さぬよう、常々お心がけください。」
「うん、分かっているよ、爺。お父様のように妾や隠し子ばかり抱えると、お家の名前に傷が付くからでしょ?」
「お、お、お坊ちゃま!そ、そ、そのようなことを大声で言ってはなりませぬ!」
「爺は心配性だなあ。僕のこの目を見てよ。満天の星空のように輝いているでしょ?」
「お坊ちゃま、くれぐれも、自らそのような比喩をなさいませぬよう……」

宿にジモティのエリが来ていて、部屋の中央に大きなベッドがあるのに、何も起きていない。
もちろん、幼少の頃の執事の教育が原因ではない。なぜなら、俺の家には執事などいなかったからだ。

エ:「だって、あなたは私のこと、女だと思っていないでしょ?」
俺:「うん!」

説明終了www

初めてエリに会った時は、お互いに韓国語/日本語が話せなくて、コミュニケーションに苦労したが、今ではエリの日本語がかなり上達したので、日本語6.5:韓国語3.5 ぐらいの割合で会話が成立する。
俺の韓国語はぜんぜん上達していないのに、エリの上達ぶりは大したものだ。いったいどこで学んでいるのだろう。

日本からのお土産と、鍋の中のカレーをタッパーに詰めてエリにおすそ分け。日本のカレーが大好きなエリ、大喜び。

そのまま 19:10ぐらいに宿を出て江南へ。安山から来るチャンスを待つために、スタバでコーヒーを飲んだ。


韓国のスタバはもともと日本のスタバよりも価格が高かったが、今はWON高なので、さらに割高になった。
レシートにあるとおり、キャラメル・マキアート(T)とエスプレッソ(S)で7600WON(約1008円)。日本なら700円(約5075WON)なのだが、やっぱり1円=10WONのレートの方が貨幣換算も物価換算も分かりやすくて良い。

防寒用に日本で買った「指なし手袋」をしていたらエリに笑われた。

写真は自宅で撮影。指が短く見えるが、斜めに撮っているからそう見えるだけで、本当はもうちょっと長い。

ものすごく笑われた。「工事現場の作業員みたい!」と、げらげら笑われた。
そんなに笑わなくてもいいだろう。韓国には無いのか?指先が出ていると、携帯電話の操作が楽だし、財布から小銭を出すのも楽だし、手袋をしたまま鼻くそをほじれるんだぞ。

でも、さんざん笑っていたはずのエリは、この手袋が気に入ったらしく、このあと手袋の片方を強奪。終始自分の手につけて、帰るときまで返してくれなかったw

20時、予定どおりにチャンスが到着。食事がまだだと言うので夕食をとることにした。

エ:「何が食べたい?」
俺:「何でもいいよ。からくなければ。お前は?」
チャ:「何でもいいよ。何か食べたいものは?」
エ:「何でもいいけど……」

全員が「何でもいい」と言うと、なかなか決まらないものだ。しばらく江南の繁華街を歩いて、部隊チゲのお店に入った。少しからいとは思ったが、一人で部隊チゲを食べる機会なんて滅多にないので、割と乗り気で入った。


赤い鍋、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!


この日最初の酒、生ビール、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!


何だか分からないけど、豚肉とタマネギの鉄板焼きのような料理「퐁립(ポンリブ)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!

퐁립はものすごく美味かった。
韓国の生ビールは、すごくライトで何杯でも飲める。なんか水みたいwww
ところが、肝心の部隊チゲは、率直に言って不味かった……サイド・メニューの方が美味いじゃないか!がっかりだよっ!w

チャンスは以前、日本語のマンガを韓国語に翻訳する作業等もやっていたらしく、日本語が堪能。俺の影響でガンダム・ネタもマスターしているので、話がしやすいw
そのせいで、これ以降の公用語が完全に日本語になってしまった。エリには申し訳なかったが、こっちとしては、その方がありがたい。

食事の後、カフェを探して移動。喫煙ができるカフェを探すのって、なかなか面倒だ。しかも韓国人は男でさえカフェの「雰囲気」にかなりこだわる。
それでも1軒のカフェに入って、ようやく一服。

エリとチャンスは初対面ではなく、チャンスがプーの頃から俺を通じて何度か会っている。5年か6年か、それぐらい前からだ。エリが「最初に会った頃は、少年(BOY)のような顔だったのに、男らしい顔になったね」と、27歳(韓国の年齢)になったチャンスへ言う。

俺:「こいつ、BOYじゃなくて、俺のTOYだよw」
チャ:( ̄△ ̄: )!!

そんな、どうでもいい話で盛り上がった後、チャンスと一緒に宿に戻った。

コンビニでビールとつまみを買って、チャンスと飲み始めたら、急にH君が……

チャ:「なんか腹減った……。」
俺:「えぇぇっ!さっき部隊チゲ食ったじゃん!ご飯も食べていたじゃん!」
チャ:「でもさ、なんか足りないんだよね」

鍋の中のカレーはエリに分けてしまったので、一人分にも満たない。
しかし、さっきエリと食べた餅の袋が開いているのを見て、鍋の底のカレーを再利用することに決定。

俺:「味の保証はしないけど、餅カレー食う?」
チャ:「何でもいいよ。早く食わせて」

ダシ汁に醤油を少し加えて、カレーの入った鍋の鍋肌を洗い流すように加え、ひと煮立ちしたところで焼いた餅を加えて完成。


試食するチャンス。
「美味いっ!美味いよ、これっ!!」
大喜びだ。スープまで全部飲みやがったw

「でも、なんかまだ足りないんだよなぁ」
……( ̄□ ̄;

「えぇい、これでどうだっ!」

たらこスパゲッティ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
             :
 :
 :
 :

チャンス、調理中に彼女と電話し始めて、話に集中するあまり、半分以上残しやがった!!!!!

まあ、そんな感じで、また夜中にビールを飲みながら料理作って、二人で動物の妄想を読んで大爆笑したり、「エンタの神様」を見て……この日 チャンスは部屋の中のソファーで5時ぐらいに就寝。

俺の方はと言うと、さすがに空腹になって来たものの、餅もなくなってしまったので、どうしようかと冷蔵庫を覗いてみたら、ジャガイモ4個、タマネギ 4個、ニンジン2本、お肉200gがまだ残っていたので、今朝のカレー(もち米を炊いてしまった)のリベンジのつもりで……


またカレー作っちゃった!www

今度は完璧!ジャガイモとニンジンは大きめに切って、ちゃんと面取りして、Blog書きながら2時間以上煮込んで完成!もち米じゃなくて、普通の米でご飯も炊いた!

「殺人カレー」にするとチャンスが食べられないので、普通の人が食べられるからさに調整。
う~ん、マイルドなお味w

などと、のんびりカレーを作っていたら、もう朝の7時前になっていたので、シャワー浴びて寝た。

喜べ、チャンス。餅カレーに引き続き、君の朝食はカレーに決定だ。

つづく

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このブログ記事について

このページは、Elwood Bradhamが2007年1月12日 06:08に書いたブログ記事です。

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