俺の方が被害者だと思うんだけど......

昨日はblogの掲載なし。基本的に毎日書くつもりではいるが、昨日はやむを得ない事情で断念せざるを得なかった。
そのやむを得ない理由というのは......実は昨夜、痴漢の容疑をかけられた。orz

いやいや、天地神明に誓って、俺は絶対に痴漢なんてやっていない。
事のあらましはこうだ。

仕事を終えて電車で帰宅中のこと。
俺は座席に座り、右手に携帯電話を持って麻雀ゲームで遊んでいて、ふと、携帯電話を左手に持ち替えようとして手を動かしたときに、俺の左手の甲が、俺の目の前に立っていた女性が手にしていた持ち物に当たった。

普通なら謝ればすぐに済むケース。それで「すみません」と謝ったのだが、その女性はひどくご立腹の様子。

「すみません、じゃないでしょ?」

「え?」

────────────────────
「すみませんじゃないでしょ?降りなさい!あなたは痴漢よ!」

って、おーい!手の甲が触れただけで痴漢呼ばわりですか~!?

でもなあ......大きな声で痴漢呼ばわりされて、そこで騒ぎになるのも面倒だったから、とりあえず途中駅だけどそこで降りて、自分の身分証明書を出して、逃げる意思がないことを証明しようとしたんだが、「そんなもの(=身分証)いいから、早く駅員のところへ行け」と、ムチャクチャをおっしゃるわけです。

そうおっしゃった途端、その女性はホームで壮絶にコケて......いや、お転びになられて......はい......要するに酔っていらしたわけですね。それで、どこか虫の居所が悪かったのか、たまたま手の甲が当たった俺にお絡みあそばせているわけです。

でもまあ、そんなことはご本人は自覚していやがりませんので、駅の事務室へ行って、警察呼ばれて......って感じで......。

一度でも痴漢扱いされると、冤罪回避の術はほとんど閉ざされているらしいので(ネットで出回っている「駅の事務室へ行かない」とか「黙秘を貫く」等は効果がないらしい)、もうあとは冷静に対応するしかない。

んで、自称・被害者の女性の方は、パトカーで署まで行くことを拒否。俺だけパトカーに乗って、歩いて署までお出向きになられる女性を追い越して、某署の取調室へ。
俺が3人の警察官に同じ説明を3回している間も、女性は警察官に噛み付き、大きな声でわめき散らされていらっしゃった。

俺の方はと言えば、警察官に何度も説明した内容を、そのまま自筆で紙に書かされたんだけど、あまりにも詳細に書きすぎたせいで時間を食っていたら、その間に相手の女性は「終電があるから」と言ってお帰りになられやがったと......。

なんじゃそりゃ~~っ!?

警察官の一人が「あなたは終電は大丈夫ですか?」とか言うので、時計を見てみたら、0時20分......もう終わっていますがな......とほほ......orz

それで、何処に触ったことに対して「痴漢」だと女性が言っていたのかを尋ねてみたのだが、持ち物に手が当たったことだけらしい......って、それ、痴漢って言わんわい!

警察官たちも「帰宅途中の会社員に、女の酔っ払いが何でもないことで絡んできて『痴漢だ!』と大騒ぎした」と、同情的に解釈してはくれたものの、女性の方から「痴漢に遭った」と言われたら捜査しないわけにもいかないので、すまなさそうな顔をしていた。

キム兄みたいな顔した警察官が「たぶんあなたの社会的立場が危うくなるとか、そういうことはないと思うけど、まあ、石ころに蹴躓いて転んだようなものだと思ってくれ」と、慰めてはくれたものの、俺はここからTAXIで帰宅だぞ?1,000円や2,000円じゃ済まないんだけど......パトカーで送ってくれないの?所轄が違うからダメ?あ、そう。

そんなわけで、警察署の近くのTAXI会社まで警察官に見送られ、TAXIで帰宅。運賃6,110円ナリ......結構痛いぞ!ちっくしょぉ~~~~っ!

あとは、酔っていた相手の女性が、朝になったら記憶が飛んでいるとか、自分がやったことの馬鹿さ加減に気付いて沈黙してくれりゃいいんだが、痴漢冤罪の証明って圧倒的に男性の方が不利だから(痴漢行為がなくても有罪になるケースが多い)、一度でも「痴漢!」と言われた以上、あとはその女性の周囲の人が「裁判に持ち込めば搾り取れるよ」とか吹き込まないことを祈るだけ......なんで俺が、こんな心配しなくちゃいけないんだよ......orz

まあ、そういう事件が本当に昨夜あったんだけど、1日経っても警察から何も連絡がないので、良い方向で終わってくれたのかな?と、ちょっとだけ安心。
これが束の間の安堵とならないことを祈るとするか......。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ipdl.net/elwood/mt-tb.cgi/18

コメントする

このブログ記事について

このページは、Elwood Bradhamが2008年10月17日 23:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「おいしいイベント?」です。

次のブログ記事は「インドにカレーはありません」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。