2006年9月ソウル滞在(6)

このblogは、「ENJOY KOREA」への投稿文の再掲です。
ENJOY KOREAがリニューアル後、過去の掲示物を削除することになったため、一部に加筆・修正をして、個人blogへ残すことにしました。
なお、日付はENJOY KOREAへの投稿日に合わせてあります。また、コメントはすべて省略してあります。

6日目(火曜)。この日が最後の滞在日だったが、前回同様、最終日は誰とも会わないし、LEXUSでのお迎えも無ければ、あまりあちこち行かないので写真もほとんど無い。

朝の8:45ぐらいに目覚めた。
朝食を食べたかったのだが、ここの朝食は9時まで。急いで支度すれば間に合うと思って鏡を見たら……

 

見事に爆発していたwww
お見苦しい写真を掲載したことをお詫びする。それを写真に撮っちゃう俺もお茶目だがw

でも、さすがに部屋から出られる状況ではなかったので、朝食は断念した。

昨晩ビールのつまみに買った冷凍のピザ・トッポッキがあったので、電子レンジで温めて食う……すると、ビールが飲み たくなった……でも頭が爆発している……ビールを飲みたいという欲望と、爆発頭で外出して恥をかくことを抑えようとする自制心。朝っぱらから相反する二つ の感情:AMBIVALENTSが俺を支配する。

AMBIVALENT A面:「そんなサリーちゃんのパパ以下の変な頭でコンビニへ行く気か?」
AMBIVALENT B面:「行っちゃえ、行っちゃえ。朝からビールなんて、最高じゃん。」
SIDE-A:「もうね、アフォかと、バカかと……朝食も諦めたんだから、もういいじゃん。」
SIDE-B:「バカはお前だ。『旅の恥はかき捨て』だろ。ピザ味にゃビールだと国連憲章で決まってんだよ。」
SIDE-A:「なんだ、その国連憲章ってのは?お前もバカか?」
SIDE-B:「ケッ。そもそも俺もお前も同一人物だろうが。自分で自分をバカ呼ばわりか?」

……等という低次元な葛藤が俺の中であったかどうかは、ご想像にお任せする。w
とにかくビール無しでピザ・トッポッキを食ったのだが、やっぱり物足りなかった。

仁川を17:10に出発する飛行機で帰国するので、市内を14時ぐらいに出発すれば余裕なのだが、それでも5時間ぐらい時間が余っているので退屈だ。こんなことなら、誰かと昼食の約束でもしておけば良かった。

とりあえずフロントに電話してCHECK-OUT時刻を確認したら、12時だと言う……あと約3時間……まずは爆発頭を何とかしてw 荷物をまとめる。
それでも時間が余っていたので、書きかけだった3日目の滞在日記を書き上げてエンコリにUPして、しばし遊ぶ。


そうこうしているうちにCHECK-OUTの時間になったので、荷物を持って宿を出る。
来たときにはお土産とおでんの材料で満載だったスーツ・ケースも、今は衣類等ほんの少しの荷物しか入っていない。でも、大事な思い出は、この中にたっぷり詰まっている……たぶんね。w

空港へ行く前に、昨日買ったメガネを受け取るために明洞へと向かう。
地下鉄で行けばいいのだが、交通カードの残額が 空港バスの運賃ぎりぎりの8,000WON程度しか残っていなかったので、カードへのチャージに1万WON支払うのなら、TAXIに乗っても同じだと思い
(前日、JEさんと明洞から乗ったら9,900WONだった)、TAXIに乗った。

え?現金で空港バスに乗ればいい?いいんだよ、俺はTAXIが好きな の!w
何よりも、宿のすぐ近くにLPGのスタンドがあって、そこにTAXIがうじゃうじゃ停まっているので、探す手間がかからないのだ。

 俺:「技師様(運転手さん)、明洞までお願い」
技師:「MYONDON?ああ、MYEONDONGね」
 俺:「うーん、やっぱり発音が悪いか?あ、LONDONじゃないですよ。明洞ね」
技師:「ハハハ。我が国の人じゃないね。日本人?(在日)僑胞?」
 俺:「侍の時代から日本人ですよ。祖先は豊臣秀吉に殺された」
技師:「ハハハ、豊臣秀吉はやっぱり悪い奴だね。韓国語、上手ですね。どこで学んだの?」
 俺:「中央日報とインターネットと韓国語のマンガ」
技師:「あ、中央日報が日本にもあるの?」
 俺:「無いですよ~w インターネットで韓国の新聞を読んでいましたよ」
技師:「ああ、そう。でも、韓国語を話す外国人がいると、ちょっと嬉しいね」
 俺:「そうでしょ!?俺も昨日、久々に日本語で会話して……」

……と、フレンドリーな技師様との会話が弾む。
実際の会話はこんなにスムーズではなく、何度か聞き返して、ようやく意味が通じる程度。「祖先」なんて単語も咄嗟には出てこないので、実際には「おじいさいんの、おじいさんの、おじいさん」等と表現しているw
でも、地下鉄やバスでは絶対にこういう場面が無いので、TAXIって好きだ。


技師様がTAXIをブッ飛ばしてくれたおかげで、わずか15分ほどでメガネ店に到着。1万WONを渡して降りた。店に入ると、昨日応対してくれた店員がいなかった。でも、もう一人、別の店員の顔を覚えていたので、声をかけて昨日の店員の名刺を見せた。

すると、その店員が俺のスーツ・ケースを見て「今日お帰りですか?一人で?」と言う。
俺は一人でソウルに来たのだが……??? 最初はどういう意味なのか分からなかったのだが、どうやら、この店員さん、昨日俺と一緒にいたWさんを、日本人の恋人か奥さんだと思っていたようだ。

「違うよ~!あの人は韓国人で、そのまま(ただの)友人だよ。と・も・だ・ち!」と弁解しながらも、傍目に見れば恋人同士に見えていたのか……次はこっちからアプローチしてみるか。「ウジョイア、イポイポ」のおでんも食わせたことだし……と、陰謀を巡らせてみる。www


メガネ店を出て、どこで時間を潰そうか、しばし迷う。時刻は12:30ぐらいなので、どこかでコーヒーでも飲んで一服したいところだが、ランチ・タイムなので明洞は混雑しているに違いない。だよね?
雑踏の中をスーツ・ケースを転がしながら歩くのも面倒だったので、仁川空港で時間を潰すことにして、世宗ホテル前のバス停へ向かう。

でも、朝からピザ・トッポッキしか食べていなかったので少々空腹。途中にパン屋があったので、サンドイッチを買って、バスに乗り込む。 


バスの中でサンドイッチを撮影しようとカメラを取り出した時に、誤ってシャッターを押してしまったようだ(本当は斜めに写っていたが、トリミングした)。後で写真を整理していた時に気付いたので、何処なのか分からないが、たぶん会賢(南大門市場)辺りだろう。
 
水色のシャツのおばさん、何を売っているのだろう?それよりも「観光案内板」の前で商売したら、案内板が見られなくなっちゃうんだけど。w
 

厚めのチーズと野菜がぎっしりと詰まったサンドイッチ。なかなか美味しそう……と、期待して食ってみたのだが……パンがボソボソで固い。しっとりとした食感 が無く、どうも口に合わない。韓国ではこういうサンドイッチが好まれるのだろうか。
そういえば、Lさんが作ったサンドイッチも、パンが少し固めというか、 トーストにしてカリカリした食感になっていた。
「まつむら」のサンドイッチを食べ慣れているせいか、パンの固めの食感ばかり目立って、コーヒーで流し込まないと飲み込めなかった。
結局、一切れだけ食べて、残りは空港のゴミ箱へ……パン屋さん、ごめんなさい。
 

1時間弱で仁川空港に到着。時間はたっぷり余っている。
まずは一服しようとタバコを出したら……
 

あ、またBINGOだw
またちょっと嬉しくなったが、これって、どれぐらいの確率で入っているの?
友人たちに帰国する旨を知らせるために電話をかけた(仕事中と思われる人は除く)。

その中の一人、4日目に会ったYWさんが「おでん、美味しかったよ!」と、大喜びの様子。でも、ほとんどSH君が一人で食べてしまったらしい……やばい。SH君が俺に惚れたらどうしよう。www

YW:「今、どこなの?」
俺:「仁川空港」
YW:「何時の飛行機?」
俺:「17:10。時間が余って暇だよ~!」
YW:「なぜそんなに早く行ったの!?暇なら私の家に来ればいいのに!」

叱られた。専業主婦は暇だったらしい。
でも、旦那がいない間に新妻に会いに行くほど、俺は非常識じゃない。そこんとこ理解して欲しいぞ。(^O^;


空港のサウナで時間を潰そうと思ったのだが、やっぱり腹が減ったので、4Fのレストランで食事をする。
朝鮮ホテルの経営なので、さすがに不味いものは出さないだろうと思い、グリル蝦&カルビ(17,000WON)とビール(7,000WON)を注文してみた。
お値段 24,000WON。VATが別なので26,400WON……値段も立派だw

 
で、出てきた料理がこれ。何と言うか……美味しそうなんだけど、これが17,000WONか?
なんか、うちの会社の社食のレストランと大差ないぞ。

一流ホテルの料理と社食のカフェテリアの献立を比べるのもナンセンスだが、さすがに3倍以上の価格差を考えると、安いのか高いのか、判断に迷う。www

さっそく食ってみたが、蝦はともかく、カルビは……味はカルビなんだけど……美味しいことは美味しいんだけど……なんというか……カルビをわざわざハンバーグみたいに均一の大きさに固め直す理由が分からず、首を傾げながら食べた。まさか、成型肉??

じつは仁川空港の4Fのレストラン街で首を傾げながら食事をしたのは、これで二度目。
以前、ケンタが空港まで送ってくれた時に一緒に入った和食の店では、刺身丼が……想像できる人はできるだろうから、実際に行って注文してみてくれwww

ちなみに、仁川空港は地下にも飲食店街があって、そっちは割と普通の値段。やっぱりホテルが経営するレストランだからか……でもさ、味はいいんだけど、量が少ないんだよね。キムチとかも出されたけど、ご飯が少ないのにキムチだけで食べられないのw
あまりにも足りなかったので、つい、ピーナッツ
(ビール瓶の隣に写っている小皿)まで、全部食べちゃったよ!www

それでも、ゆっくりと食事して、ビールも飲んで、タバコも吸って、1時間ぐらいの暇つぶ しにはなったので、レンタルの電話を返して、チェックイン。
出国審査では入国時のようなチャーミングな女性係官ではなく、仏頂面のおじさんが、無言で スタンプを押してくれたのが15時頃。出発は2時間後……暇だ……orz


免税品店では海苔やキムチのセールスに必死な免税品店の売り子さんのうち、俺に日本語で話しかけなかった人をつかまえて、会社の同僚への土産を選ぶことにした。日本語で話しかけない店員を選んだのは、韓国語の練習相手が欲しかっただけ。w

以前、コチュジャン・チョコレートを買って行ったら不評だったし、サツマイモ味のチョコレートじゃ前回と同じだから、今回は違うものにしよう……と、悩んでいたら、店員が「柑橘チョコレート」を薦めてきた。

4日目に会ったJYさんが、前の週の日曜日に東京から帰って来た後、すぐ翌日から旅行してきて、お土産にくれた物と同じだ。それがけっこう美味しかったので、今回のお土産は「柑橘チョコ」30個入りに決定。


ちなみに、これ↑はJYさんから貰った「柑橘チョコレート」(右側)。左側は「百年チョコ」って書いてあったけど、サボテンかな?

しかし、この写真のパッケージにも書いてあるとおり、これは済州島で売っているチョコレートなのだ。それなのに最後まで一言も「済州道のチョコ」とは言わな かった店員さん。俺だってハングルぐらい読めるんだけどね。あんた、東京へ行って、お土産に「白い恋人」を買おうって思う?w

それでもソウル土産に済州道のチョコレートを買う奴。それが俺です!w
そしてソウル土産だと信じて食う連中。それが俺の同僚たちです!ウケケケケ!www
// ちなみに、俺がソウルの友人たちに配った「ちんすこう」は、沖縄の銘菓であることを説明してある。

そうこうしているうちに、もうフライトの時刻。って言うか、その間の暇つぶしは、長くなるので省略した。写真の枚数もそろそろ限界だしw


 
帰りの機内食。やっぱりOZはエコノミーでも美味しい。洋風に見えるけど、味は完全にプルコギ。「また韓国に来てね」とでも言いたげな味に、コチュジャンたっぷり入れて応える俺だった。

家に辿り着くまでの間にも、いくつかのエピソードがあったけど、全てを詳細に書くと俺が死ぬのでw、今回の滞在日記はこの辺で。

俺はケンタにリベンジを果たせたし、おでんも作って食ったので、今回の旅の目的は100%果たせたよ……って、最後まで「おでん」かよ!!

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このブログ記事について

このページは、Elwood Bradhamが2006年9月23日 23:36に書いたブログ記事です。

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