2006年9月ソウル滞在(4)

このblogは、「ENJOY KOREA」への投稿文の再掲です。
ENJOY KOREAがリニューアル後、過去の掲示物を削除することになったため、一部に加筆・修正をして、個人blogへ残すことにしました。
なお、日付はENJOY KOREAへの投稿日に合わせてあります。また、コメントはすべて省略してあります。

4日目(日曜)。眠くもないのに眠ったせいで、朝7:00には目覚めてしまった。前の晩のおでんが胃袋に残っているのか、食欲も無かったのだが、いちおう不味いコーヒーを飲みに食堂へ行く。

やっぱり朝食のメニューは毎回同じ洋食バイキング。2日続けば絶対に飽きるはずだが、2日ぶりなので我慢した。
前回と同様、のり巻きだけ食べていたら、若い女性の店員が目玉焼きを薦めて来たので、それももらった。女性からの薦めには素直な俺だったw
 

朝食の後、シャワーを浴びて、NHKを見ながらくつろいでいたら、約束の時刻が迫ってきた。11時に 延新内で待ち合わせなので、10時には宿を出発しなければならない。
急いで髪を整え、洗濯機から洗濯物を出して干して、おでんを冷蔵庫から 出して、お土産をバッグに詰めていたら、その友人のYWさんから電話が来た。
やばい、俺、待ち合わせの時刻を言い間違えたか?韓国語の発音が悪いから……と心配していたら「ごめんなさい、今起きたばかりです。もうちょっとゆっくり来てください」とか言うので一安心。待ち合わせ時間を1時間延ばして、部屋でのんびり一服していた。
 

宣陵駅から地下鉄に乗って教大駅で乗り換え。乗り換えの途中で、おばあさんが若い女の子に何かを訊ねているのを見かけ た。よく見るとその女の子、韓国のチョゴリのような、日本の袴のような、でも真っ黒の国籍不明の服を着ていた。いったい何処の民族衣装なの かと不思議に思いながらホームへ降りると……いました……韓国のコスプレ少女たち……さっきの女の子も、きっと彼女たちの仲間だよ。
それにしても、まぁ……派手な衣装だよなぁ。面白いので写真でも撮ろうかと思ったけど、「コスプレ少女の写真を撮る日本のおじさん」って、よく考えたらかなり怪しいのでw、そのまま無視して列車に乗り込んだ。
 

延新内に到着してYWさんに電話。ほどなく「LEXUS」で迎えに来てくれた(以下「LEXUS=自動車」 と読み替えて欲しい)。旦那のSH君と、YWさんの従妹のHMさんが一緒だ。

さっそく車に乗り込むと、HMさんが13時から近所で情報処理の試験があるらしく、受験票をPC房でプリント・アウトしなければならないと言うので、プリンターが置いてあるPC房を探してあちこちを彷徨って、結局試験開始10分前に試験場に到着した。何とも慌しいw

HMさんを送り出すやいなや「何を食べたい?」と訊ねられたので、「何でもいいよ」と答えたら、「じゃぁ、肉」って、おい!昼間っから肉かよ!?
しかし朝だろうが深夜だろうが食いたいときに食うんだよね、この夫婦。言っても無駄なのでご相伴に与ることにする。


昼 間っから肉!……も、たまにはいいもんだね。しかも美味いし。
副菜のブチュも美味くて、これとご飯だけでも食事できちゃうぐらい。
さらに店主のサービス で、なんか上等っぽい肉も鉄板に乗せてくれた。一頭の豚から2個しか取れない部位だと言っていたけど……はて?何処の肉だろう?


ポックンバプ(焼き飯)も作って食った。
妊婦のように腹が膨れてしまって、きつかったけど、SH君は俺の1.5倍ぐらいは食ってた。YWさんはさらに1.5倍ぐらい食ったと思う。お前、絶対に太るぞ。

 

YWさんの家で、おでんとお土産を手渡す。日本限定のインスタント・コーヒーと麺つゆをリクエストしたのは、何をかくそうこの女だ。
どうせリクエストするなら、もっと軽くて薄くて嵩張らない物を要求してくれ。w
なお、リクエストしていないおでんは、前回の訪韓時に泊めてもらったお礼である。意外と義理堅い俺であった。


YWさんチのミニチュア・シュナウザーたち。おとなしいけど人見知りしない賢い犬たちだ。
俺の匂いを覚えていたらしく、しきりに尻尾を振ったり、俺に触って欲しくてお腹を見せたり、唇にKISSしてきたり……翌日になって口内炎ができたけどwww

お茶飲みながらくつろいでいると、HMさんが試験を終えて帰ってきた。以前から俺の話をYWさんとSH君から聞かされていて、どんな日本人なのかと、興味津々だったそうだ。
しかし、実物は口下手で不器用な普通の日本人なので、なんだか申し訳ない気分。
「韓国語、上手ですね」とは言ってくれるが、実は少し会話のSPEEDが上がると、何を言っているのか聞き取れなくなる程度の実力しか無い。


SH君が「何処か行きたい場所はないか?」と訊ねるので、「観光するつもりはないので、近所でいいよ」と言ったら、犬たちが外出したがっているので、ソウル近郊の山に行こうと言う。さっそくLEXUSに乗り込む。

何処へ行くのか良く分かっていなかったが、途中の道路案内では「長興」とか「楊州」という地名が読み取れた(漢字は後で調べた)。何が有名な場所なのかも、よく分からない。とにかくカフェやドライブインっぽい店とMOTELだらけなのは分かった。

天気はそこそこ良くて、景色も良いし、風も心地良い。犬たちは上機嫌で車の中で暴れまくる。HMさんも「完全いい!」と、やや興奮ぎみ(「完全/WANJEON ●●!」という表現が流行っているようだ。日本語なら「チョー●●!」みたいな感じか?)


で、何処で降りるのかと思ったら、U-TURNを繰り返して同じ道を行ったり来たり。「頭文字D」の舞台にでもなりそうな峠を登ったり降りたり……そのうち、YWさんとSH君、喧嘩し始めた。
「さっきのお店の方が雰囲気が良さそうだった」 とか「あの店じゃ湖が見えない」とか「建物が派手すぎて落ち着かない」とか……犬たち、俺とHMさんのいる後部座席へ退避。文字通り、犬でも食わない夫婦喧嘩。www


すったもんだの末、たいして遠くもなさそうな場所を2時間ぐらい走ってw、ようやく一軒のお店に辿り着いた。最初は雰囲気の良いカフェでコーヒーでも飲むはずだったのだが、もう夕食の時間なので、YWさんが妥協して食事をすることになったのだ。
店の中庭でバーベキューっぽい匂いがしたので、もしやと思ったら……やっぱり肉かよ!!www


木造の個室の中で、石焼きの肉を食う。肉ばっかりでちょっと遠慮したかったが、豚肉よりも柔らかくて香りも良く、意外に美味しい……あれ、この肉、もしかしてイノシシ?
しかし、確認しようにも、俺は韓国語で「イノシシ」を何と呼ぶのか知らない。
「ブタ、牙、牙!ブヒブヒ!」と、人差し指で牙を作るポーズをしたら、意味が通じた。ジェスチャーって偉大だw


店を出たころには、もう陽が暮れていた。犬たちの散歩ついでに記念撮影。


SH君は明日は仕事があって、HMさんも自分の家に帰らなければならないので、延新内までLEXUSで送ってもらって3人+2匹と別れた。

まだ20時ぐらいだったので宿に戻るにはちょっと早い時間帯。暇なのでケンタのPC房へ行って時間を潰すことにした。
店に 着くと、ケンタが何かの飲み物を俺にくれた。写真を撮っていないので名前は思い出せないのだが、黄色いラベルの小さな瓶だ。まさか「カカオ99%」への REVENGEではないかと警戒したが、ただのビタミンC入りの炭酸飲料(オロナミンCみたいなの)だった。疑心暗鬼な俺。w

ケンタにYahoo!オークションの画面を見せて、TOYOTA LEXUSのエンブレムの相場を教える。その価格を見て驚くケンタ……「もちろんあれは冗談のつもりだったが、まさか、こんなに値段が高いなんて……」と、目を丸くしている。
無理もない。たかが4-5枚のエンブレムとロゴが、ソウルまでの格安パッケージ・ツアーよりも高いんだもん。まぁ、2-3万円でLEXUSのオーナーになれるのなら、安いものだけど。w
 

22時過ぎに投宿。明日(月曜)は友人3人+1人との約束があった。ちょっとハードな予定だが、自由に動けるのも残り1 日なので仕方がない。
そのうち「+1人」の方から電話があった。明日、何時に待ち合わせるかの確認だ。そう言えば3人組の方が連絡が来ないので、ちょっと 待ってもらって電話をかけてみたら、まだ3人の都合が合わないので明日電話すると言う。いつもの行動パターンから推測するなら、夕方、仕事が終わった後に 「遊ぼう!」と言ってくるはずだ。

まぁ、土産も3人のうちの誰かに渡せば、後で配ってくれるので、一人ぐらい欠けても心配することも無い。「+1人」の方 には11時に鍾路で待ち合わせの約束をして、それから、おでんの材料が余っていたので、作り足してから寝た。w ←実はソウルでおでんを作って食うことが目的だったのだ……嘘だよ!w

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このページは、Elwood Bradhamが2006年9月14日 02:06に書いたブログ記事です。

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